2024.12.15 |
開店のお知らせ 2025年2月26日 阪神梅田本店7FにOPEN |
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例えば曲げわっぱ
曲げわっぱは、秋田県大館(おおだて)市で生産されている曲物(まげもの)です。産地の名前を取り、「大館曲げわっぱ」と呼ばれることもあります。
幅広い種類があり、櫃(ひつ)や盆といった和の製品だけでなく、コーヒーカップやビールジョッキといった洋風のものも多数。国内だけでなく、海外でも高く評価されている工芸品です。
見た目の美しさが高く評価されている曲げわっぱは、良質な秋田杉の木肌と美しい木目が、多くの人を魅了しています。柔らかさを感じさせる木目は、年輪がほぼ同じ間隔になっていることが特徴です。
また、明るい印象の色合いと優美な曲線も、曲げわっぱの美しさを構成する要素。
杉は軽いため、日常の中で快適に使えることも魅力のひとつ。弁当箱などの持ち運びが多い製品でも、体に負担がかかりません。見た目の美しさだけでなく、扱いやすさにもこだわった工芸品です。
秋田杉で作られている曲げわっぱは、香りが素晴らしいことでも有名。お盆や弁当箱などを使っていると、心地よい杉の香りが癒しを与えています。
杉は吸湿性に優れているため、曲げわっぱの弁当箱や飯櫃(めしびつ)に入れたご飯は、冷めてもあまりべたつきません。通常の弁当箱は蓋の裏に水滴がついてしまい、ご飯に余計な水分が加わることも多いですが、杉は水分を吸い取ってくれます。そのため、ふっくらした状態が長く続き、いつでもおいしく食べられると評判です。
後世に伝えていきたい日本の工芸品の一品です。